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| バカらしさの根底にあるリアリティ 評価: |
| 様々な分野の第一線で活躍している老人たちを追った、という設定の偽ドキュメンタリー。
くだらなくて、バカらしくて、笑えるのだが、ただの荒唐無稽というわけではない。 何か・・・本当にこんな現実があってもおかしくないのではないのだろうか、 という感じが見ているうちにしてくるのだ。自分で見ていて、それはとても不思議な感覚だった。 「うんこ川柳」というものを創設した武蔵寛という人物は、自宅で教室を開き、子供たちに うんこ川柳を日夜、教えている。その子供たちの年齢がちょうど小学生の4〜6年なのである。 ここで、同じ制作者が作った「怒らせ方」シリーズのように、大学で教授をしている、という 設定を使うこともできたはずである。その方がアカデミックであるし、文化的な雰囲気も出る。 しかし、「うんこ川柳」にとって、大切なのはやはり、生徒が“小学生の4〜6年”である、という ことなのだ。小学生の4〜6年は、最も“うんこ”で笑う年代である、というデータがどこかに あったと思うが、実際にうんこ川柳の教室を開いたら、間違いなく集まるのはあの年代なのである。 しかも、武蔵の「今日初めてこの教室に来た人?」の問いに全体の半分くらいが手を挙げた。 ここで私は「なるほど、みんな大体一回だけ来て辞めるんだな」と思った。それは、実際の小学生 心理を非常にうまく突いている。大人が認めない下品だからこそ、小学生はうんこで爆笑するのである。 テクノミュージシャンの人の場合も、農作業車に乗っている時に自然と音楽が生まれた、と言って いるのは説得力があった。「ダダダダダッ」と常に作業音を響かせる農作業車に乗っている人が テクノミュージックに目覚めるというには、非現実的であるけれども、何か感動的なリアリティがある。 最後の若者たちへのメッセージというのを見て、なぜかちょっとジーンと来た。 そして、こんなのでジーンと来てる自分に笑った。 |
| おじいちゃん 評価: |
| 類を見ないDVDだ。老人ばかりが登場する架空のドキュメンタリー番組、R65。その登場人物は、ファッションデザイナーであったり、テクノアーティストであったりと、毛頭あり得ないものばかりで、彼らはただただドキュメンタリー然とした立ち振る舞いを続ける。
私が愕然としたのは、そのクオリティに引き込まれ、気が付けば少し本物のドキュメントとして見かけている自分に気付いたときだ。こんな馬鹿馬鹿しいものをドキュメントとして見ようとしていた自分に堪らないおかしみを感じた。その落差こそ、前代未聞である。老人がカッコつけて己のライフワークを語る番組なんて存在するはずが無いのに。作品内ではなく、見る側の内面にここまで落差を与える作品を私は知らない。見る側はそのギャップと常に戦うこととなる。 「うんこ」という言葉を誰が言えば一番面白いか。 「エイフェックスツイン」という言葉を誰が言えば一番面白いか。 その答えは紛れも無く「おじいちゃん」なのだ。そこに明確に切り込んで行った、金字塔と言っても過言ではないだろう。 素晴らしい、お笑いDVD。楽しみ方はマニアックになってしまうが、お笑いに関心のある者なれば見て損はないと断言できる。 |
| 「今はまだまだ沢山いますから。ブスが」 評価: |
| 架空の登場人物にスポットを当てた、
虚構のシルバーモキュメンタリー。 カリスマデザイナー小出登志男、82歳。 自らがデザインした極彩色の衣服に囲まれて 若いデザイナーの卵達を呂律の怪しい日本語で怒鳴りつける。 テクノミュージシャン河西文治、77歳。 震える指でイコライザーを捻り、キーボードを叩く。 首に手拭い、靴はゴム長、胸に輝くエイフェックスツインのロゴ。 うんこ川柳創始者、武蔵寛、78歳。 ダンディなスーツに身を包み、渡哲也ばりの ティアドロップの奥から覗く、鋭い眼光。 その口から語られる驚愕のポストモダン文学「うんこ川柳」。 お爺ちゃんのテクノミュージシャンがいても、いいじゃないか。 全然いいと思います。だけどきっと、本当にこんな感じで 自分の田舎のお爺ちゃんが「最近、農作業の合間に テクノミュージックを作っとる」なんて言い出したら…。 あなたはそれを冷静に受け止められるでしょうか。 否。絶対に笑うはずです。 |
| R65を見ての感想 評価: |
| 法則発見家には 何回も笑ったw
なんというくだらなさ。こういう人いるいる!と何度も思った。 穏やかな気持ちで見れれば、確実にR65という作品の虜になると思う。 老人ロックミュージシャンのヘブンという歌がエンディングで流れるのだが、 これは相当笑える。 なんという歌唱クオリティ。でも必死さがカッコよかった。 そのエンディングの中に、登場してきたカリスマ老人達が若者へメッセージを 送っている。 そこに老人の優しさと、後味の良さがある。 くだらなさで優しさと勇気を貰える。そんな作品だと思う。とても良かった。 |
| 驚愕のシルバーワールド(紙一重の問題作) 評価: |
| 「温厚な上司の怒らせ方」と同じ人たちが作ったDVDだそうです。
“ほのぼの”と“狂気”がワンルームで同居しているような世界。 自然にはみ出ちゃった「ヤバい人種」のようなおじいちゃんたち。 どこまでホントなのかわからず???なうちに、トリコになりました。 シュールなお笑い好きには特に見て欲しい! エイフェックスツインがライバルのおじいちゃんDJ。 うんこ川柳を本気で確立しようとしてるモミアゲ爺。 ギャル服のカリスマデザイナー(82歳)。 働くおっさん劇場に通じる危なさがある。 |
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