|
|
を除く
|
|
サンプルがタダでもらえる! |
| 人が人を許すまでの時間が美しい 評価: |
| 僕の腹違いの姉は、柴咲コウにちょっと似ています。姉を見た友達も、そう言ってくれたので、多分。
そのせいで、柴咲コウが父親ヒミコに「後悔してる?」ってとこや、「ホモのエゴって、ほんと大嫌い」とか、まるで姉が父に対して言っているような、へんな錯覚に陥ってしまいました。 父は同性愛者ではないけど、姉と前妻を捨てて、別の家庭を作り、僕を育てた人。まあ、僕にとっては、素晴らしく「正しい人」でした。ほんとに何不自由なく育ててくれたから、・・けれど、もちろん姉にとって父は「正しく生きた人」であるはずがない・・・ その姉の言葉、 「お父さんは、自分の生きたいように生きた。人はなかなか、そんな風には生きられない。最近になって、お父さんは、すごいなあって思っている。」 父が病室で息を引き取る10分ぐらい前だったか? 涙をいっぱい溜めながら、そう言い終わって初めて、・・姉の僕を見る目が、弟を見るような目に変わっていました。 ・・すべてに、正しくは生きられない。僕の父もそうでした。 しかし、この映画は、人が人を許すまでの、緩やかな長い時間の流れが、いかに美しいかを教えてくれている。と、そう感じました。 |
| サウンド・オブ・サイレンス 評価: |
| ラ・メゾン・ド・ヒミコという建物自体の演出(壁の色の意味、海、最寄りの交通機関等の意味)は分かりやすいが、中心となる異性愛と同性愛の対立については、その差がハッキリし過ぎ分かりにくい。 分かりにくいというより理解不可能。異性愛派にとって同性を恋愛と愛と性の対象にすることは不可能。 話は基本的に柴咲コウX田中泯の親娘の対立で、ある意味退屈。しかしそこに同性愛という刺激物を入れ関心を捕らえている。 映画としてはラ・メゾン・ド・ヒミコ(ゲイの老人ホーム)の演出が凝っていて興味深く、柴咲コウ、田中泯初め全員が好演していて目に心地良く、『母が教え給いし歌』は耳に心地良い。 同性愛を象徴し、それを最小限の言葉と残りを雰囲気で表現する田中泯が秀逸、素晴らしい。舞踏家の実力と言ったところか。 そう田中泯のほぼ「無言」の演技に意味がある。 二つの愛の間で交されるのは「沈黙」の言葉、「サウンド・オブ・サイレンス」、つまり理解不可能のことを相手に分からせようとしている。 犬童監督は二つの愛の間の無限に田中泯に一言喋らし「明日に架ける橋」を作る: 「あなたが好きよ」 さらに「母の教え給いし歌」で補強を加える。 橋を架ける事は出来ても、橋を渡るのは個人の意志によるもの。愛には色々な形がある。見える形が違っても愛には変わりない。ここでこの映画の評価が別れるだろう。 |
| 美しい男と不細工女の悲恋 評価: |
| 舞台は、 「ゲイの老人ホーム」 と言う、現実に有り得る様な、有り得ない場所。 不細工女を本当に可愛く演じる柴咲コウ。 不思議なオーラを放つ美しさを持つ男オダギリジョー。 メインは、この二人の悲恋だが、 周りを固めるゲイのご老人達がまた愛しく、可愛い。 「メゾン ド ヒミコ」だけ現代には無い、緩やかで穏やかな時間が流れて居る世界を、細野晴臣の音楽がぴったりマッチしている。 「俺、女には興味無いんですよね…」(劇中の台詞) と、言われたって 「私は、貴方(オダギリジョー)に興味津々」 な方達、必見です。 余談ですが、晴彦(オダギリジョー)が余りにはまり役で、 「オダギリジョーはゲイ?」とも一時期、噂にを立てられた作品。 |
| サオリに会いたい 評価: |
| 『ジョゼ』が好評価でしたが私は何故か苦手で、もしかしたらこの監督が苦手なのかなーと確かめるつもりでこの作品を見てみました。 陳腐ですが感動しました。 暖かな涙が一筋伝いました。 ジョゼもとても素敵な話で池脇千鶴も好きなのですが、おそらく個人的に、童顔の女の子の性的シーンがどうしてもダメだったようで、今作にも似たような、エロティックな二人のキスシーンがありますが、そちらは難無く見ることができました。 すっぴんみたいな柴咲コウは不機嫌になればなるほどとびきりキュートで、オダギリジョーは今まで見たなかで一番素敵に映されていたように思います。 |
| 人間愛に満ちた作品 評価: |
| 特殊な設定ながら、描かれているテーマは非常に普遍的。
人を愛するということ、生きるということ、そして死ぬということ――。 そうしたテーマが、あくまでも優しい目線で綴られている。 人生には悲惨もあれば葛藤もあり、親子も、恋人も、どんな人間関係だって、なかなか一筋縄ではいかないものだが、そうした、いわば人生の暗部をきちんと描きながらも、どこか心地よさを感じさせてくれるのは、描き手の目線の温かさゆえだろう。 どんな人だって、どこかしら人と違っていたり変わっていたりするところはある。 ゲイであるということも、そうした個性の一つとして受け入れられる社会であってもいいのではないか。 そんなことも改めて思わせられる。 死にゆく恋人を見守りながら、そのやりきれない思いをうまく処理できずに苦悩する青年を、オダギリジョーが好演。 本当に美しく色っぽい。 また、柴咲コウも「愛想の悪いブス」をうまく演じている。 「つまらなくて、不幸で、もうどうしようもない」という顔で生きていた女の子が、ゲイの人たちと触れ合う中で、次第に生き生きと人間らしくなっていくさまが楽しい。 一言で言ってしまうならば、人間愛に満ちた作品、ということになるだろうか。 人間は悲しい生き物ではあるけれど、それでもなお、人として生きることは素晴らしい――そんな温かなメッセージを感じる。 |
Amazon360:Japan
Amazon360:USA