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| わかりやすいです 評価: |
| 登場人物が多く 内容もわかりづらい三国志ですが、歴史的な流れや史実に基づくシーンもわかりやすく書かれていて とても読みやすいです。 それはひとえに、この小説が恋愛小説としての側面を持っているからかもしれません。 私はまだ一巻しか読んでいませんが、この小説の諸葛孔明は完全に女性として描かれているような気がします。そして同じ女性として、周瑜のような男性に身も世もなく征服されたいという気持ちはわからないでもない という感じでしょうか。 ちょっとやり過ぎって気もしますが。 漢字や熟語も覚えるし、作者の博識ぶりに感心する作品だと思います。 |
| 一読の価値あり 評価: |
| 他の方々も書いてありますが、男同士の絡みにアレルギーがある人はさておき、それはそれと流せる人なら読んでいただきたい。私も小学生のころから三国志に填まり、ありとあらゆるバージョン、著者、訳、関連書類等を読み漁りました。この著者は相当いろんな文献も読み、資料も研究していると思います。その知識なしにこの深みは出ないと思います。私は初版は5巻まで、この復刊は全巻読みましたが、心理描写や資料を基にした官僚、風俗等のソフト&ハード面の両方が整った良い作品だと思います。 |
| もっとも人間味あふれる三国志 評価: |
| 武将同士の一騎打ちや軍師たちの知略戦が華であったこれまでの三国志小説と違い、人間の弱さや恋情、権力闘争など、どろどろとした内面をテーマにした最も人間味あふれる三国志です。
主役はかの諸葛亮ですが、性格がこれまでの孔明像とはかけ離れています。確かに神算鬼謀の悪魔の頭脳の持ち主なのですが、性質は陰険であり誠実さは欠片もなく、しかも内部で男の人格と女の人格が同居しており、そのせいか女に対してはどこまでも残酷になれる人間です。幼少時の傷から、このようなエキセントリックな性格になったようなのですが、男としては広大な中華を足下にひれ伏させたいと望む権力の権化であり、女としては誰かに深く愛されたいとの渇望を抱いています。しかし、いざその渇望が叶えられたとなると、今度は身動きがとれなくなっている自分に気づき、制御不可能な恋情の呪縛から逃れるために、自らを棘の道へと追い込んでいきます。 この作品は「孔明死す。享年54」などの史実は動かないのですが、そこに至る経緯や原因が大きく異なり、全く別の物語になっています。また演義では、北伐で唐突に出てきた孔明の腹心斐緒や空城の計の童子、ほとんど出てこない諸葛均や孔明の側室たちにもきちんと人格が与えられ、孔明も冷酷でありながら、哀しさを漂わせている人間で、ぜひ読んでみてほしい作品です。 |
| 毛嫌いせずに、一読です!! 評価: |
| 同性愛をテーマにした雑誌に連載されていたとあって冒頭から過激に展開するが、諸葛亮孔明を主人公に、女性の作者らしい匂い立つような色香が漂う、歴史小説としては異質の傑作。数ある三国志本の諸葛像の、聖人善としたイメージの裏の顔を独創的な想像力で描き、戦乱の世を生き抜く為に戦い続ける「悪女」としての存在が新鮮。歴史というジャンルに生まれるスキに張り巡らされた伏線は見事で、人間の暗部がくっきりと浮かび上がる。正史、通説などを読み込んだ上でのこのオリジナリティーは類を見ない偉業で、その点でもっと広く認められるべき作品。 |
| まさに“伝説”の三国志 評価: |
| 復刊となった模様で、驚いたとともに、
この作品の底力がようやく再評価されはじめたのでしょう。 嬉しいことです。 異色、男色、妖色、十人十色・・・。 三国志をここまでひきずり回した、著者の力量たるや、 往年の大作家たちにまったく引けをとらないと思います。 たしかに、男色のことがよく取り沙汰されていますが、古代中国では 異様なことではなく、日本などにいたっては戦国時代・男色こそが○。 という時代でもあったので、個人的にはそのモチーフそのもの、何もヘンでないと思います。 ただ、本当に不気味だ。人間が不気味。男が不気味。 血で血を争う戦乱に、「ロマン」などあろうはずがない。 これが“乱世”の本質であり、そこに生きる男たちのリアルな姿なのです。 装丁、とてもいいです!妖しげなエメラルド色に龍。 その背後に漢語がずらずらと。正史にある「赤壁の戦い」の記述でしょうか。 孔明の名前がでてきますね。 とにかく、読むべし。です。 |
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