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| モデルとしての魅力に溢れ、それ以上に優しい素顔と実像に迫れる作品 評価: |
| 本作をレビューするのは、最高に悪いタイミングである。昨日、今日とあの悪夢の土曜日の前日のように雨が降っている。
雨が明けた、あの土曜日の「病院のてすり」のことが、私の頭から離れない。考え過ぎなのかもしれないが、1999〜2000年頃発売のZARDのベストアルバムについていたVTR合計5種類をよくみると、坂井泉水さんがニューヨークの街角の手すりにもたれたり、モナコのヨットハーバーの手すりに手をやって、いつものジーンズとTシャツでポーズをとっているシーンが、とても印象的だった。 本作でも、赤い水着で洗濯物を2階の窓から落としてしまうシーンがある。イメージの世界に生きた坂井泉水さんは作品全てが示唆的だ。ZARDは応援歌に止まらない、深い感情を掘り下げ、深層にある感情を打ち震わせる作品が示唆的で、ゴツい。ぜひ、闘病を越えたところにある歌詞で、新たな境地を切り開いた坂井作品を聴きたかった。病を越えて、人類の金字塔を残したベートーヴェンやスメタナのように・・・ 本作は他に、プールサイドのデッキチェア、ベッドルーム、花魁、シャワー、インタビューのシーンから成る。インタビューでは、後に大成する片鱗が現れているように感じる。ZARDユニットでの坂井作品のクオリティの高さに最も価値があるのは、改めていう必要もないだろうが、ベッドルームでちょっとだけはめを外してふざける泉水さん(幸子さん)が、彼女の実像ではないだろうかと思う。 モデルとしての魅力に溢れ、それ以上に優しい素顔が伝わる作品である。確か、まだ八重歯があって、実に可愛い。券がとれなかったライブがもう一度あれば、聴きにいって、うまくするとこのビデオの時のようなちょっとはめを外した、可愛い泉水さんを見ることができるかもしれないと思っていたのに・・・こういうのを喪失感というのだろうか。もう高齢になられていたジュリーニが亡くなったときより、辛いです |
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