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サンプルがタダでもらえる! |
| 有名な格言(?)の元ネタにあたって、ともあれ満足 評価: |
| 筆者が「パーキンソンの法則」を初めて知ったのは今(2007年)から約20年前、システムコンサルタントのトム・デマルコの名著『ピープルウェア』であった。
原著は1957年の刊だからもう60年も前の本だが、いまだにこの「パーキンソン」の名を見かけることが多いのは、ホワイトカラーの生産性評価が巷間話題になっているからだろう。 この春、導入が見送られたホワイトカラーエグゼンプション(=裁量労働制)は、まさに、パーキンソンの法則を法律にしよう、という試みであったと言える。 参考までに正確に引用しておく。 「命ぜられた仕事をしあげる場合、 時間はいくらあっても余るということはない。」p9 同じ仕事をしたとしても、時間はかなり伸び縮みする。 であれば、できるだけ短い時間で仕上げてもらって、残業代は減らしたい。 というのが経営側の発想であろう。 そうではなくて、仕事の量と必要な時間は明らかに比例する。 山のような仕事を毎晩遅くまで頑張ってこなすのはオトナだから仕方ないが、せめて残業代くらいは貰わなければやってらいれない、というのが労働者側の立場であろう。 どちらか一方が正解というわけではなくて、環境的な条件や仕事の内容によってケースバイケースなのだと思うが、パーキンソンの法則が60年もの命脈を保っているのは、やはり、時を超えたおおきな真実を含んでいるからなのだろう。 ともあれ、有名な格言(?)の元ネタにあたって、満足した。 本書は基本的にイギリス流の冗談、皮肉、風刺がたっぷりの、いわば「遊び」の本で、そのまんま真に受けると妙なことになる。冗談の中にも真実ありというスタンスで、ニヤニヤしながら読むのが正しい読み方である。 |
| 社会科学を科学しよう 評価: |
| 〜コンサルティングをやっていると、どうも理屈通りに物事がうまく進まないことがある。ロジカルシンキングといっても解のベクトルは、ステークホルダーのパワーバランスや偶発的な事象によりいかようにでも変化する。このように一寸先が読めない世の中でも、上手にいろいろなことを処理し、人間関係を巧みに調整する人がいるものだ。こうした知識は、今までは〜〜勘や経験の中に押し込められ、属人的な暗黙知として語られていたのだが、このような生態系を科学的に著した書物がこのパーキンソンの法則である。ユーモラスとも言えるこの法則は、こうした人の行動特性を、ある種強引に科学的に解明しようとしているが、この本の目的は、このようなジョークともいえる人の行動特性の公式を示すことで、陥りがちな、科学一辺〜〜倒の思考プロセスから人を解放してくれることだと思う。例えば、第一章の「仕事の事務量はそれに携わる人の数に比例して増える」という視点は、部下のだらだらした仕事を正す時に何度も使わせてもらった。さすが世界のインテリがあちこちで引用するだけの法則だ。私も頭に焼き付けておきたいフレーズがいくつもあった。〜 |
| 社会科学を科学しよう 評価: |
| 〜コンサルティングをやっていると、どうも理屈通りに物事がうまく進まないことがある。ロジカルシンキングといっても解のベクトルは、ステークホルダーのパワーバランスや偶発的な事象によりいかようにでも変化する。このように一寸先が読めない世の中でも、上手にいろいろなことを処理し、人間関係を巧みに調整する人がいるものだ。こうした知識は、今までは〜〜勘や経験の中に押し込められ、属人的な暗黙知として語られていたのだが、このような生態系を科学的に著した書物がこのパーキンソンの法則である。ユーモラスとも言えるこの法則は、こうした人の行動特性を、ある種強引に科学的に解明しようとしているが、この本の目的は、このようなジョークともいえる人の行動特性の公式を示すことで、陥りがちな、科学一辺〜〜倒の思考プロセスから人を解放してくれることだと思う。例えば、第一章の「仕事の事務量はそれに携わる人の数に比例して増える」という視点は、部下のだらだらした仕事を正す時に何度も使わせてもらった。さすが世界のインテリがあちこちで引用するだけの法則だ。私も頭に焼き付けておきたいフレーズがいくつもあった。〜 |
| 組織の生態を鋭く分析し、ユーモラスに説明する偉大な本 評価: |
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| 「パーキンソンの法則」って知ってます? 評価: |
| 著者は一次大戦後の海軍に務めた経験から、この皮肉な「組織の」普遍の?「生態学」を発見するのだが、曰く、大戦で海軍は巨大化したが、大戦後も肥大化し続け、その人員比は著しく海軍官僚に傾いていった。つまり、「実際に海の上にいるヤツ」は(空軍の発達もあり)どんどん減っていったのに、陸上で事務処理するお役人は逆に増えていった。有名なパーキンソンの第1法則「役人(事務屋はでもイイ)の数は、その仕事の重要性や有無に関わらず肥大化する」の誕生である。 続いて議論は「物事を決めるのに最適な人数」に関する考察へ進む。イギリスの政治機構史で辛辣に解説されるのだが、王様の独裁から実務的な行政機構として始まったのが「上院(貴族院)」で、時代が下り次第に肥大化し(議論する人間が多いと何も決まらなくなるので)、実務担当レベルはその中から選ばれた一握りのグループが行うことになった。これが「元老院」だったが、性質上また肥大化し、これも執行レベルで無意味な組織になり、やがて遂に「下院」が成立する。しかしソレも肥大化してその中の本当に実務的な小グループが「内閣」になった(だから内閣を指す用語はcabinetと?な語義の隠語?になっている)。各国の行政機関の大臣の数を調べると、大体3〜9。これ以上人がいると何も決まらない。あなたの身の回りにもありませんかそんな会議。なければ非常に健全です。翻って今の日本はどうかと考えると怖ろしい。 日本語訳はなぜか原子物理学の先生。海外の大きな会議などでこの本を知らないとモグリだそうで。翻訳でも対訳でも読める日本は恵まれている。本当は、会社(で)の成功と衰退を1冊に収め「コミッティーズム」いかに専門家会議を運営するか、という逆の立場からの考察を含めさらに皮肉タップリな「…成功法則」(原題は「In-Laws and Outlaws」)の方がお薦め(またも父の蔵書より)ですが、今は原著含め絶版です。 |
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