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| 原作を知らない人へ送るレビュー 評価: |
| これはマブラブオルタネイティヴというPCゲームからスピンアウトした物語です。 同じ世界観ながら話の筋は本編と独立しており、本編を知らない人でも十分に楽しめる内容となっています。 しかし、あくまでシナリオライターが書いた小説、という感じなので本編を知らない人が読むと、少しわかりにくい部分があるかもしれません。 それでも豊富な知識に裏打ちされた本格的な世界観はその部分を補って余りあるものです。 これはロボットものにありがちなサイエンスファンタジー然とした設定ではなく、ちゃんとサイエンスフィクションしています。 アニメ調の挿絵で二の足を踏む方もいらっしゃるかもしれません。中にはお約束な脱力展開もあります。 しかし、その根底にあるハードな世界観は男心をくすぐられるはずです。 |
| 広がる世界観 評価: |
| 正に外伝。 ガンダムに08やブルーがあるように、フルメタに短編があるように、オルタにTEあり!と言えます。 直接本編とクロスオーバーしなくてもいいんです。 世界を跨ぐスーパーエースでなくてもいいんです。 そこにイーグルや吹雪、武御雷があり、その数だけ衛士がいるというだけでマブラヴをプレイした人の中にある 『BETAに侵略された世界』はより色濃く密度を増して想像されます。 具体的な内容としましてはマブラヴがあらゆる意味で日本に特化した物語であったのに対して TEでは地理的にも思想的にも地球全体の戦争である事を意識させる演出になっています。 ペレストロイカが起こらずにソ連が健在という架空戦史ではちょっとありがちな設定も、戦術機やオルタネイティブ計画が関わると話は変わり SFと分かっていながら不思議なリアリティさえ感じさせます。 巻末の設定資料を含め マブラヴを語る上では絶対に欠かせない1冊です。 |
| マブラヴ・コンプリートに必須の物語 評価: |
| マブラヴ・シリーズの本格的アナザー・ストーリーです。
情景描写が、いささか冗長気味ではありますが、マブラヴの、特にオルタワールド内で、最新のメカニックを巡る人間模様を、激しくも切ない作品として特化しています。 所々に、ゲーム本編で登場した人物の影もちらほらしますが、あくまでも、トータル・イクリプス単独での、読了に充分耐えうる物語です。 むろん、ゲームで使用された音楽や効果音が、脳内に流れてくる場合も否定は出来ません。 外伝、アナザー・ストーリーとして、物語の基軸は、ゲーム本編に左右されないレベルにあるところに好感が持てます。 まだ第一巻ですが、後に「この世界に平行移動」してくることとなる、本編の主人公、白銀タケルたちの、最終決戦となる「桜花作戦」で、ユウヤを初め、彼らが、どのような全世界反抗作戦に関わることとなるのか‥‥‥そのためにも、しっかり読み込んで、コンプリートしておきたい作品です。 因みに、本作品の戦術機のデザインは、可能な限り「本当に作れる技術があるとしたら」という前提で、デザインされていますので、そうしたことも含め、「特化ぶり」を楽しんでいただきたいですね。 特化、とはいっても、メカニックに依存しているのではなく、しっかり登場人物のトラウマとか、心象風景にも、マブラヴらしく、容赦なく抉り込んでくるので、そこらへんは「さすが」の出来だと思います。 巻末の世界設定も、親切で出来が良い、です。 |
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