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キャッシュフロー経営入門 (日経文庫)
中沢 恵
日本経済新聞社
1998-11
価格 ¥ 872 / ユーズド ¥ 1 定価 [¥ 872]
おすすめ平均:
キャシュフローに強くなるには格好の入門書
あまりにも酷い
入門書でもエッセンス満載
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    カスタマーレビュー

    キャシュフローに強くなるには格好の入門書 評価: stars-5.gif
    キャシュフローに関する手頃な入門書。従来は「損益計算書(P/L)」、「貸借対照表(B/S)」等が経営指標(投資家にとっては評価指標)だったが、バブル崩壊による従来の経営指標の見直しとグローバル・スタンダード化によって注目を浴びたキャシュフローを、豊富な図とアメリカ企業を中心とする具体例で分かりやすく説明している。

    「利益はオピニオンであり、キャッシュは事実である」との言葉がキャシュフローの本質を良く言い表している。投資した資本を全て(含み)資産と計算してしまっては、いわゆる"不良債権"は表に出て来ない。これが不良債権の顕在化と対応を遅らせたと納得した。一定期間内での実質のキャッシュの正負を見ていればこのような事は起こらない。日本式経営の長所として、長期的視野を持つ事が従来言われて来たが、単なる"先延ばし"に陥るケースもあると言う事だ。

    本書ではキャシュフローの計算の方法や関連指標の説明が豊富になされている。また、EVA(経済的付加価値)、MVA(市場付加価値)と言った他の指標とキャシュフローの関係についても触れている。全編、図表が多いので分かり易い。最後に「キャシュフロー経営=価値創造経営」と言ってキャシュフロー万能論を述べているが少し疑問が残る。最近の米サブプライム・ローン問題は日本のバブル崩壊と同列に論じられる傾向が強いが、性質は異なるのではないか。米サブプライム・ローン問題は、担保性の低い債権を用いて短期でキャッシュを稼ごうとした結果ではないのか。いずれにせよ、「敵を知り己を知れば百戦危うからず」と言う。キャシュフローに強くなるには格好の入門書。

    あまりにも酷い 評価: stars-5.gif
    まず日本語がおかしい。一読して文章の意味が取れないことが多く、また著者独自のカタカナ言葉がさらに混乱を招く。同じ意味の単語を2つも3つも使っていたり(リスクフリーレートとリスクフリー金利など)、定義が曖昧な言葉を説明無しで突然使ったかと思えば、後ろの方で突然解説を始めたりする。図も酷い。p86-p87の表などは、前文で「投資A、投資B」などという指定をしているにも関わらず、表記されているのは投資Aのみであり、しかもそれが投資Aであることを明示していない。肝心の内容の方も、論理が首尾一貫せず、話があちこちに飛び、全体として何を言いたいのかわからないように書かれている。
    さらにはp71には「FCFの観点では、リース資産が全て資産計上されたものとして設備投資額を算定します」とあるが、キャッシュフローの観点では実際にキャッシュの支払いの無いリース資産を計上してしまっては、運転資本の算定のところで実際のキャッシュフローとのズレが生じるはずである。
    まるで、大学の学部生が単位のためにテキトウに書いた卒論のような印象を受ける本である。頭から憶えてしまって、なんとなくわかったような気になりたい方には良いかもしれないが、真面目に学ぶつもりの方にはとてもお勧めできない。

    入門書でもエッセンス満載 評価: stars-5.gif
    昔購入していたが、今回読んでみると中々エッセンスがギッシリ詰まっていて早く読んでおけば良かったと思った。余計なことは書いてない分、初心者には難しいと思うが、諦めずにじっくり一通り読んだ後、エッセンスとして載っているキーワードを専門書で調べていくと良いだろう。
    FCFシナリオ・分析の部分など同じ内容を自分でエクセル等で表を作って行くとオリジナルの簡易FCF分析ツールとなるのではないか。そうすることによって分析のフレームワークが身に付くと思う。
    キャッシュフロー関連のフレームワークを中心にバリューチェーン・バランスドスコアカードなどの経営戦略の範囲まで広くカバーしており、読み応えはある。通勤・通学で読むにはお手ごろです。

    基礎固めに良い 評価: stars-5.gif
    初歩的な会計の知識(減価償却費がどんなものか分かる程度)さえあれば十分理解できる様に丁寧に書かれている。しかし、レベル的にはNPVやWACC等のファイナンスの入門レベルの教科書の最重要部はしっかり押さえられており分厚い教科書を読む時間はないけれどファイナンスの基礎は押さえておきたいという人に特にお勧め。

    企業価値向上の為の「キャッシュ・フロー経営」入門 評価: stars-5.gif
    「黒字倒産」という概念が浸透しているように、資金会計の重要性は広く認識されているという印象があります。しかし、管理会計の分野では従来の「損益計算書」型の損益管理の呪縛からなかなか脱却できず、実際にキャッシュ・フローによる経営管理と言われても、その有用性を的確に説明できる方は比較的少ないというのが現実でしょう。本書では、キャッシュ・フローをベースとした会計技術の基本的な概念を一通り説明しており、それを通じて企業価値を上昇させることの大切さに説いております。経営指標として「キャッシュ・フロー」を用いることにピンとこなかった方の為の入門書として最適だと思います。


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