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鹿男あをによし
万城目 学
幻冬舎
2007-04
価格 ¥ 1,575 (15pt) / ユーズド ¥ 200 定価 [¥ 1,575]
おすすめ平均:
鹿いとし
こんな世界の住人を主人公にしてくれたことに感謝
デジタル…
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    カスタマーレビュー

    鹿いとし 評価: stars-5.gif
    奈良といえば鹿、鹿は昔はバンビとか可愛いイメージしかなかったが、最近は農作物の鹿害とか、奈良も観光客慣れした鹿が人間に突進!
    ”しか”し、考えて見ればそういった鹿の害も人間がもたらしたもの。鹿にとって昨今の環境破壊や餌付けは迷惑この上ないかもしれない。

    要領の悪い新人教師が妙な事から、鹿から日本を救う神技の大役をまかされ、神技に使う道具をめぐって、狐や鼠の使者がやってきて、古都での冒険が始まる。
    鹿たちががヒミコの時代から行ってきた儀式、それは人間を守る目的でもあった。

    可愛げのないと思った登場鹿(?)物のシカ君も物語が近づくにつれて、どんどんいとおしくなってきた。彼の最後に行った「ぴい」というせりふが心にきゅんときた。

    ドラマで放送されたのを見逃してしまったのだが、ぜひ今度はドラマもみたい。
    とても楽しめた。

    こんな世界の住人を主人公にしてくれたことに感謝 評価: stars-5.gif
    主人公は28歳で「食えない」分野の研究室所属の大学院生。助手の論文作成のために装置を空けなければならず,指導教官から奈良の臨時教員の口を紹介される。・・・こんな世界の住人を主人公にしてくれたことに感謝(笑)。

    赴任早々,ある女生徒に手を焼き,奈良公園の鹿から無理難題を吹っかけられる。その無理難題をクリアするまでの道筋は,十分見ごたえのある青春ストーリーでした。それが本当の解決では無かったとしても,問題じゃないっす。

    緻密な作りこみと,随所に散りばめたギャグ。歴史や神話の世界をベースにしたファンタジーを現代と無理のない形で結びつけ,伏線を張り,どんでん返しも仕込む展開は,やや破天荒気味だった前作を上回る出来だと思います。

    デジタル… 評価: stars-5.gif
     鴨川ホルモーのときより、文章が格段に読みやすく、なにが起きているのかとてもよくわかる。すべてがあくまでも淡々と書かれているのが素晴らしい。悠久の昔からの話をしているようで、フィルムカメラとデジタルカメラの落ちが、ちょっと納得いかないまでも今という時代にとてもぴったりしている。
     ものすごく重要で大きなことと、ものすごくばかばかしくて小さなことがすごく自然に組み合わさっているのがこの作者の特徴か。二冊しか読んでいないが、他の作品も楽しみだ。

    やっと読めました! 評価: stars-5.gif
    ドラマは、毎回欠かさず見ていた。
    久々に面白いドラマだったけど、やっぱり原作はもっと面白かったりするの〜?と思いながら読んだら…

    ドラマ、負けてないじゃん!

    楽しさではドラマの方が上かも。
    やっぱり活字で読んだ方が、分かりやすい部分はあるけど、「しゃべる鹿」と「藤原君」は絶対ドラマにはかなわない!

    ただ…、ドラマで切り捨てられてた部分が結構ある。
    そこが、意外にしっかり作り込まれてるので、ホルモーよりは断然「真面目」な印象かな。
    ホルモーほど、(笑)(笑)って感じではないので、あの感じがダメだった人でも、是非読んでみて欲しい。

    私個人は…、ドラマ版鹿男>ホルモー>鹿男原作かなあ?

    なんとなく夏目漱石のパロディっぽさをかもし出している 評価: stars-5.gif
    玉木宏を主演、綾瀬はるかをヒロインにドラマ化もされた本作は、歴史SFエンタテインメント小説であった。割と練りこまれたプロットを背景に、新任先生と生徒の交流、先生間の交流などもなんとなく面白おかしく描かれている。

    神経衰弱で大学の研究室から厄介払いされた主人公「おれ」が、奈良女学館高等学校に臨時教師として赴任するところから物語ははじまる。奈良公園の大仏殿で、「出番だよ、先生」と雌鹿に話しかけられ、運び番として選ばれたことを知った先生は、「さんかく」と呼ばれる”目”を手に入れるため、恋に、教師に、剣道にと奔走する。鹿島大明神、神無月、目、さんかく、卑弥呼、奈良、神の使い、富士山噴火などのキーワードで盛り上げるし、ちゃんと日本神話の基づいた背景を抑えているところが物語を深くしている。また、それなりに伏線を張りつつ物語を進めていて、軽いミステリとしても楽しめる。

    神経衰弱や、マドンナ、先生のあだ名、地方へ教師としての赴任など、なんとなく夏目漱石のパロディっぽさをかもし出している。とくに「坊っちゃん」を連想とさせると、井上ひさしが評していたと知り、なるほどな、と思う春の夜。

    この本を読んだ理由としては2008年本屋大賞にノミネートされていたからである。最近、ドラマ化されていたからだったり、たまたま休みの日にロケをやっているのをみたこと、ましてや「『鹿男あおによし』撮影中の綾瀬はるかを生でみたっ」といったりしたことはまったく関係ないのだ。ミーハーじゃないやいっ!(というか、本屋大賞ノミネート作品を選んでる時点でミーハーだけども。。)でも、ドラマの配役をチェックすると結構そそられる。最初に書いた主演もそうだが、藤原くんを女性にしヒロインとしてしまうキャスティング、児玉清のリチャードなんかも絶妙かもしれない。そしてなんといっても、堀田イト役の多部未華子だ。ドラマはザッピングレベルでちょい見していたので配役は知っていたが、「野性的魚眼」という表現、まさに多部未華子ぴったしである。再放送があれば観てみたいものである。


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