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| 「コンピュータで新聞を作る」 評価: |
| 「コンピュータで新聞を作る」
という、コンピュータがここまで発達・普及した現在だと普通に考えられることが、 昭和40年当時、「アポロ宇宙計画に匹敵する難事業」であったこと。 そして、昭和40年といえば、山陽特殊鋼や山一證券の経営破綻という前年までの好景気から一転した 大不況の真っ最中・・・新聞社もその例外ではなく、 どこも経常利益1〜2億/年の頃、全国展開のための営業費増と新社屋建設ラッシュの結果、 毎日新聞社は200億余の借金、日本経済新聞社も100億余の借金を抱え、青息吐息の中で 産声をあげたプロジェクト。 700ページ余の大分の本書、コンピュータ導入による活字・職工の全廃という 「革命」を狂言回しにした 昭和40年代〜52年に毎日新聞が新旧会社に分離するまでの新聞業界史でした。 |
| 情報三国志 評価: |
| 紙面の電算化にまつわる話は、800ページにわたる生存競争の記録の案内役でしかない。 記述の大半は企業間の闘いと、企業内で人事の力学と不条理に抗いながら「仕事」に 価値を求めた人達を丹念に追う。末端の技術者から役員、社長を同じ土俵で扱うが理想的 な成功者はいない。電算機の事よりも、その時代(昭和40年代)の日本が後に世界経済に 参戦する土台を築いていた頃、企業内の人達がどのように踏み台になっていったのかを 活写しているIBMはビジネス理念の黒船として扱われている事からあくまで視線は 日本企業人に向けられている。 |
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