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| スリルいっぱいの恋愛短編集 評価: |
| 悪い男にだまされたり、不倫をしたり、恋にうつつを抜かしているあいだに気づけば孤独になっている主人公。その内面が憎らしいほど嫌になるほど女性のしたたかな部分が描かれている。もし恋愛中ならちょっと不安になったりするかもしれない。読んでいて楽しい話ではなかったから。少しでも未来のある純情な話も入れてほしかったな。でも短編にしては、納得のいくオチがちゃんとあって読みやすいと思う。 |
| 平凡な幸せ、というのがクセモノなのですね。 評価: |
| 帯には「恋愛小説集」と書いてあるけれど、この短編集(全8編)は、
恋愛がうまくできなくてもがいている女性たちのあえぐ姿を写し取った 地獄絵のような恐ろしい物語の詰まった1冊である。 たとえば「女友達」の話に出てくるヒロインの友達のように、 中年太りして、それにふさわしい平凡な容姿の夫と結ばれ そうかわいくも無い子供をかわいがって育てている、という 一見ありふれて誰にでもできそうな、妥協で選んだようなコースに 乗るのが案外難しいんだな、ということが読んでいるうちに判ってくる。 不倫を綺麗に終わらせて嫁ぐことを決めたあるヒロインは、別れ話を ある人物に目撃されてしまうし、まじめに働いていたあるヒロインは わがままだけどカワイイ女子社員に会社の居場所を奪われる。 一見、美人で憧れのマドンナ扱いを受けているようなヒロインも孤独 だったり、仕事も恋も手に入れていた女は、お金では得られないものを 求めて寂しさを味わう… ありふれた、誰かの隣で年を取るような生き方に着地することが いいことかどうかはわからないけど、意外と難しく、そうではない 道を生きている女性たちの不幸や理不尽な気持ちにも色々な種類が あるんだな、と、壮絶な生き様カタログを見ているような気持ちで 息が止まるほど、とは言わないけれど、心臓がぎゅっと痛くなるような つらい話が多かったです。 |
| 唯川恵ならでは! 評価: |
| 普通に日常を送る女性達が持つ、したたかさ、焦り、無邪気な中の悪意、そんなものがとてもうま〜く伝わってくる短編集。救いのあるものは少ないけれど、おちのつけ方がどれも明快で、なぜか読み終わってすっきりします。
とにかく唯川氏は文章が読みやすい!すらすらと読めてしまいます! いつの間にか田舎の友達の価値観に振り回されて結婚を決められない中年になっていく「女友達」、1年に一度、かつての恋人と関係を持つことで、平凡な日常を乗り切っていく妻を描いた「一夜まで」が特に印象に残りました。 |
| んー 評価: |
| 悲しい話と怖い話ばかりの中で、「一夜まで」が唯一前途のある話かも。全体的には「あるある」と思いながらも、私自身には無いように願うばかりの話で暗い気持ちになったかも。 |
| うならせるストーリー 評価: |
| 現代妙齢女子をうならせる作品集ではないでしょうか。個人的には「残月」とか。年下の子に下心もったら、実は母のように思われていた、なんて、今後ありそうで怖い(笑)。ほかのお話も、不倫や人妻物、ありそうでなさそうな…。軽く読めて、うーむ、とうならせて。著者の持ち味が光ってると思いました。 |
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