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ブルースカイ (ハヤカワ文庫 JA)赤朽葉家の伝説推定少女 (角川文庫)荒野少女七竈と七人の可愛そうな大人
青年のための読書クラブ
新潮社
2007-06
価格 ¥1,470 ユーズド ¥149 定価 [¥ 1,470]
おすすめ平均:
読書クラブに入りたい!
精神青年
あえて言わせてもらうが
独特の雰囲気を醸し出している作品
聖マリアナ帝国の興亡
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    カスタマーレビュー

    読書クラブに入りたい! 評価: stars-5.gif
    桜庭一樹さんの小説にしては明るい青春もの?です。人が死んだり、人を殺したり、うつになったりはしません。


    お嬢さん学校を舞台にした短編集です。世間の常識からよくもわるくも隔離された名門校で起こる様々な事件。それをつたえていく学園の変わり者集団である「読書クラブ」の面々。というのが基本の流れ。舞台となる女子校は今時こんな学校ないだろう…とツッコミたくなる、いわゆる「マンガやアニメの中でしか見たことがないタイプの学校」で、通っている生徒もそれぞれ浮き世ばなれしています。
    涼宮ハルヒが「日常のなかの非日常」を描いた作品ならこちらは全部が非日常。といってもおかしくないほど(私が経験した)高校生活とはかけ離れていました。



    最初は自分の常識とあまりにかけ離れた世界人物に「うわあ」となりますが次第に慣れてくると、この世間のあかにそまらない少女たちだけのとざされた世界をみているのが楽しくなってくる。終いには「読書クラブに入りたい!」なんて思ってしまい、すっかり小説世界に取り込まれてしまう。そんな不思議な小説でした。

    精神青年 評価: stars-5.gif
    面白かった。
    『1999年の夏休み』『桜の園』といった過渡期の少女のキラキラが好きなら
    間違いなくおすすめ。
    もっとエピソードが読みたいです。

    あえて言わせてもらうが 評価: stars-5.gif
    桜庭一樹の小説は何冊か読んでいて、どれも面白い部類には入ると思う。
    この作品も第一章から引きずりこまれるように読んでしまい、面白いといえるものではあった。
    しかし、はっきりいってそれだけである。
    独特の世界観を押しつけられただけのような気もした。
    それに桜庭一樹の小説はどれも似通っていて、読んでいて憂鬱になるときがある。同じ人が書いている小説とは似るものであるとは分かっているが、似すぎではないだろうか。
    これでは、この作品を読んで良かったとは思えない。
    面白いが、読んでも読まなくてもいいような作品であったのが残念である。

    独特の雰囲気を醸し出している作品 評価: stars-5.gif
    まず読んで真っ先に感じたのは
    舞台が閉鎖的環境(キリスト教系の女子校)のため
    文章が特有の雰囲気を放っていることです。
    でも、それでいて読みにくいということは決してありませんでした。


    そんな閉鎖的環境の中の
    さらに謎に包まれたクラブ「読書クラブ」
    ここではさまざまな事件が起こってきていたのです。


    最初だけはちょっとさわり的なものがあるので
    読みづらいかもしれませんが
    本編に入ると面白さに気づくはずです。

    聖マリアナ帝国の興亡 評価: stars-5.gif
     と、いった内容でしょうか。少女だけの国である女子高の100年史であり、創立から共学校に移行し、女子高としての幕が下りる1年前までが描かれています。
     ですが、ミッションスクールの大多数たる女子高生たちは、大衆=民衆として描かれているのみで、中心になっているのは、読書クラブの面々です。読書クラブ員は、マイノリティ集団かつ、女子の集団の異端です。ですが、精神的貴族たる彼女らは、目立たないながらも、女子高の歴史を裏面で動かしています。
     その異端である読書クラブの面々は、自分自身に疑問を持つ少女たちです。
     他の民衆たる女子集団のように、自分自身をごく簡単に肯定し、疑ったりすることのない少女達と違って、読書クラブ員は、自分に疑問や、生き難さなどを感じている少女たちです。そうして、読書によって理論武装をするのですが、そんな自分達が、世間的には「可愛い女の子」ではないことを当人たちは知っているんですね。それで、自分たちをマイノリティと認識し、目立たないようにしている。そんな大人しい彼女達が、ある意味、学園の暗黒部分を背負っているのです。
     積極的に、その「暗黒」を利用して、戦いにうって出たのは、妹尾アザミというヒロインただ一人。あとは、大人しく巻き込まれながら、マイノリティとして過ごしています。そして、最後の読書クラブ員は、たったの一人。そういう「暗黒」の衰亡が、そのまま女子高の終焉と重なります。
     全体として、何とも不思議な味のある小説でした。


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