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レベル7(セブン) (新潮文庫)
宮部 みゆき
新潮社
1993-09
価格 ¥ 900 / ユーズド ¥ 1 定価 [¥ 900]
おすすめ平均:
サスペンスとして読むなら充分に楽しめる作品です
加速するおもしろさ
最後は確かに2時間ドラマみたい
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    カスタマーレビュー

    サスペンスとして読むなら充分に楽しめる作品です 評価: stars-5.gif
    「レベル7」という言葉に隠された謎とは?
    失踪した女子高生と、記憶を失った男女が織り成すサスペンスです。
    サスペンスとしてみれば、謳い文句どおりツイストに次ぐツイストで、
    ページをめくる手が止まりませんが、ミステリーとして冷静にみると、
    いくつか気になる点があります。

    実際には、こんな手の込んだ事はしないだろうなという気がします。
    この作品のタイトルでもあり、読者を引き付けるキーワードである
    「レベル7」という言葉も、物語の中ではあまり重要な要素では無
    かったりします。

    終盤の展開は、先が読めてしまいます。もちろんそれは、安っぽい
    作りなのではなく、計算された伏線が張られていて、巧みに読者を
    リードしているからなのですが。

    犯人の結末も、納得できない部分があります。
    登場人物たちは、これで満足したのでしょうか。

    作者の長所である登場人物の描写の上手さや、緻密な構成により、
    ミステリーとしては粗もありますが、サスペンスとして読むなら充分に
    楽しめる作品です。

    加速するおもしろさ 評価: stars-5.gif
    奥が深く意外性もあり整合性も取れており、非常によく練られたおもしろいストーリーでした。

    残念なのは、構成上仕方ないのですが、序盤は話的に何が何やら全く分からない状態が延々と続きます。しかも、何が何か分からないだけに読んでる方は常に???状態でリズムに乗れません。そのせいか、ついつい、そんな風景描写いらんでしょ、とイラついくることが多々ありました。話の展開が見えなさ過ぎて途中で投げ出そうかとも思いました。

    が、話が見えてきて波に乗りだすともう止まれないような感じで引き込まれていきます。前半を我慢?して乗り越えた甲斐がありました。

    ただタイトルの『レベル7』という言葉や『レベル7まで行ったらもう戻ってこなくていいんだよ』という意味深な台詞が、実は大した深い意味がない(というか普通に想像通り)なだけに、少しがっかり。。

    しかしまあ、クライマックスの走り抜けるようなおもしろさは一読の価値あり。

    最後は確かに2時間ドラマみたい 評価: stars-5.gif
    ストーリーの最後のほうは良くも悪くもサスペンスドラマ2時間もの見たいな感じでしたが、
    それまでの人間模様がやっぱりこの人の表現が好き。

    現実なら行方不明のみさおちゃんは、
    男たちにいいようにもてあそばれちゃったりするんじゃないの?って思ってしまいましたが、そんなどろどろはこの人の作品には無いかな。

    みさお母、ありえない!とか思ったけど、
    読み終わってよく考えたら
    現実自分の娘が友人の彼氏を盗って云々ってPTAで突き上げられたら、
    あんなふうな母親がいっちょあがり!になるかもしれない。

    悦子母、亡くなるときに父親ではなく娘の心配をしていたのが、
    娘が若くして夫を亡くしたばかりなので母心だなあとおもって涙がにじんでしまったのが、
    読み終わってみたら、あー、この人(悦子母)にとって夫とは何だったんだろう?ってつくづく。

    という二人の母親についてうーん・・・と考え込まされました。
    あんまりストーリーには関係ないかもしれないけど。

    その点、悦子とその娘はしっかり信頼関係で結ばれて素晴らしい母子ですね。

    もうちょっとカップルが最後成立して欲しかったかな。

    もう少し 評価: stars-5.gif
    SFだと思っていたらぜんぜん違いましたね。
    推理小説なのに初心者の私にも結末が簡単に読めてしまうのが残念でした。
    ストーリー重視の小説だったらそれでもいいのですが。

    ふたつの設定が絡み合うストーリー展開に引き込まれる 評価: stars-5.gif
    タイトルが「レベル7」や表紙のイラストなどから、今回はSF小説かな、なんて思ったけど、(実際、僕がそうでした)しっかりサスペンスものでした。
    記憶を失った男女が同じ部屋で目を覚ます。部屋には拳銃やら5,000万円の大金やら物騒なものが次々と出てきて、否が応でも作品に引き込まれます。彼らは自分たちの過去を探す計画を立てる。
    一方、電話相談室に勤める真行寺は、常連のみさおが謎の失踪をする。にわか探偵で彼女の行方を探る。
    これら別々のストーリーが、徐々にからみあい、ひとつに事件へとつながっていきます。

    このあたりの展開はさすがですね。
    「レベル7」とは? 「ふたりの過去」とは? ひとりのクレイジーのために、こうも善良な市民が巻き込まれていいものかと、最後は当然の報いを受けることになります。

    読み応え十分のスカッとする小説です。


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