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| 家庭にフォーカスを当てた短編集 評価: |
| 本書は家庭にフォーカスを当てた短編集です。何かあるあると思わず言ってしまうようなものばかりですね。全体的に女性に優しい感じがしますね。一番良かったものは妻と玄米御飯ですね。何か嘲笑の目で見ている感じが伝わってきますね。
各短編の紹介をします。 サニーデイ:ネットオークションにはまる主婦の話。自分の楽しみを見つけてから、若々しく見える主婦。 ここが青山:会社が倒産して、主夫になる夫の話。だんだん家事に目覚めていく。 家においでよ:離婚して独身貴族になった夫が趣味の世界に没頭する話。「男の隠れ家」として自分の部屋をもつ。 グレープフルーツ・モンスター:内職の若手営業にはまる主婦。その人の夢を見るのが楽しみ。 夫とカーテン:突然カーテン屋として起業したいという夫とイラスト作家として家で働いている妻。二人が協力してカーテン屋を軌道に乗せる。 妻と玄米御飯:妻がロハスにはまる。その生活を押し付けられる他の家族たち。ロハス生活がいいと他人に薦めてくる余計なお世話をしたがる夫婦。 |
| 正にそれぞれの家庭事情 評価: |
| 6軒の家庭が出てきますが、三浦さんは、家庭における夫、妻、そして夫婦というものをよく分かっているんだなぁと感心しました。
それぞれの家庭には様々な事情があるけど、要は本人達が幸せだと感じられるならそれでいいじゃんと、思わせてくれる本です。 私自身は前半の「サニーデイ」「ここが青山」「家においでよ」が、それぞれの『趣味の追究』という点で共感させられ、好きです。 好みにもよりますが、好きなものは後から食べる派の方は「グレープフルーツモンスター」から始めてもいいかもしれませんよ(笑)。 |
| 夫婦のちょっとした幸せや楽しみ 評価: |
| 結婚した家族、具体的には夫婦を対象にした物語。どの話も日常のちょっとした幸せや楽しみを中心に描かれていて、リアリティがあってとても読みやすかった。個人的には「ここが青山」が好きだった。夫の勤めていた会社が突然倒産という事態になっても何事もなかったように妻が働きに出て主夫となる夫。主夫の生活は意外と楽しくて快適なのだが、会社の元同僚は慌てて次の職場を探している。そんな温度差の違いがおもしろかった。こんな風にのんびりと楽観的に暮らしていけたらいいと思った。 |
| 笑いある日常 評価: |
| 家日和という地味なタイトルからあまり期待して読まなかったのですが、
違った意味で期待を裏切られました。 伊良部シリーズも面白いですがやり過ぎ感もあるので、 こちらは上質のユーモア小説でしょう。 痛快を期待していると物足りなく感じるかもしれません。 「グレープフルーツモンスター」は奥田氏の妄想だとしても 「サニーデイ」や「家においでよ」はあり得る話で夢中で読みました。 特に「妻と玄米ご飯」は奥田作品の真骨頂。 腹から笑いがこみ上げてきたのは久々です。 既婚者のほうがより楽しめるかもしれません。 |
| ほっとした気持ちになります。 評価: |
| 「家」をテーマにした短編集です。奥田英朗のこの手の
短編を読むと、会社が倒産して専業主夫になっても、暇を 持て余してネットオークションにハマっても、全部いいじゃ ないか、という作者の優しいメッセージが聞こえるようで ほっとした気持ちになります。そういう意味では、「妻と 玄米御飯」だけがロハスな人々を痛烈に皮肉っており異質な 印象を受けました。 「先進国のエコロジーは、衣食足りた人々の免罪符である。」 なるほど、そうかも。 |
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