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空の境界 上 (1) (講談社文庫 な 71-1)
奈須 きのこ
講談社
2007-11
価格 ¥ 620 / ユーズド ¥ 94 定価 [¥ 620]
おすすめ平均:
同人誌的な面白さ
殺人を含むロマンス
凄惨だが味わい深い作品。
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    カスタマーレビュー

    同人誌的な面白さ 評価: stars-5.gif
    文芸書的な面白さを求めている人には、まず合わない作品。読む上で、くどい言い回しだとか、同人誌・パソコンゲーム的な文体やストーリー展開に耐性があることが必要条件。 ライトノベルが嫌いならなおさら合わない。作品から娯楽以外の何かを得ることや、作品を読むために高い教養などを求めるという文芸至上主義が私は嫌いなのでその辺のことは先に断っておく。 肝心の内容についてだが、ファンブックの要素が強いと思われるために作者の他作品に触れたことがないと退屈かもしれない。 クライマックスに関しても、いまいち盛り上がりに欠ける。読み終わってみて何だかなぁ……という感じ。 この人の他作品と相対評価するなら、ゲームのシナリオの方が断然面白かった。 内容についていける程度に、この人の作品に触れたことがあるので楽しむには楽しめた。ただしそれなり。

    殺人を含むロマンス 評価: stars-5.gif
    よくも悪くも、中学生や高校生の心をがっちりとらえるであろう作品。

    だってステキじゃないか、夜中の徘徊、高い戦闘能力、世界とのズレの認識、衒学的な会話、なにより傷ついた心をあずけられる人間がいるということ。
    日本社会に生きている現代人ならば、一度くらいは学生時代に一度でも考えたり、あこがれたりしたことがあるのではないだろうか。

    文章は確かに他の方のレビューにもあるように、おかしい。
    が、それも含めて「あまりに繊細で攻撃的で無防備な主人公たちらしさ」なのでは?読みやすい=すばらしいではない。まあ読みにくい=すばらしいでもないけれど。
    『ロリータ』にしろ『カラマーゾフ』にしろ『白鯨』にしろ、都合かまわずしゃべりまくる語り手っていうのは、けっこうポピュラーだと思う。

    本作品は、殺人やらなんやら入っているけれど、基本はロマンでできていると思う。
    これに惹かれる気持ちも、同じくらい反発したくなる気持ちも分かる。
    普段、純文学と研究書を読んでいる人間のいち感想として。

    凄惨だが味わい深い作品。 評価: stars-5.gif
    最近、やや疲れ気味。通勤電車で堅い本は今はちょっと
    しんどい。暇つぶしに小説でも、と手にとったのがコレ。
    ここ十数年どの新刊文芸書よんでももひとつツマラナイし、
    期待はずれ率がほぼ100%。期待度ゼロで、とにかく
    疲れない軽いやつを!というつもりで表紙でチョイス。

    文章が稚拙だ、みたいな評価が多いみたいですが
    私は全くきになりませんでした。
    正直いうと久方ぶりに小説でインパクトをうけました。

    3分冊と大部ですが、引き込まれわずか二日で読了。
    凄惨なシーン。特有の空虚感。通勤途上で気分爽快に
    なって、1日のやる気を装填する用途にはむきません。
    子供にもちょっと勧めつらいですねぇ・・・

    いい意味でマンガチック(ほめ言葉でしょ?)。
    要はアンチ・オカルトってことじゃないの?
    この物語に主人公や語り部が存在するのかな?


    抜かりなし! 評価: stars-5.gif
    この手のジャンルは門外漢です。
    なりの感想をば。

    いかにも「萌え」要素満載で見え見えというか。

    んが、オタク文化っつーのは本当に
    すごいっすわ。

    日本の産業なんて
    言われていますが、実感。

    殺人マシーンの美少女が主人公だなんて。

    その能書き、語り口は「エヴァ」が『スタジオボイス』で
    特集されていた頃を彷彿とさせ、遠い目になってしまいます。

    しかし、こんなキャラ造形にまで至っていたとは…。さすが講談社、抜かりなし!
    映像はどうなんでしょ?

    ※笠井潔の解説が秀逸です
    (オリジナル版)

    類型的なキャラクターと概念を楽しむ本 評価: stars-5.gif
    この本を読み難いと云う人は、読み易い本に慣れすぎなのかもしれない。試みに夢野久作や森茉莉などの小説を読むと好い。ただ、『空の境界』が、初出から10年を経た2008年の私にとって魅力的かと問われれば、やはり否。戦闘美少女の両儀式、「根源の渦」という究極の概念を主軸とするセカイ、選択者である黒桐幹也という、類型的な組合せである。『 』(カラ)という概念も、二元論に囚われ過ぎていて肌に合わない。この本は、類型的なキャラクターや概念を「かろやかに」楽しめる人が楽しむべき。構造の悦楽や衒学趣味を求めるなら、竹本健治の『匣の中の失楽』を私は推す。


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