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| よかった 評価: |
| 少し「秘密」につながる話だな、と思いました。
序章の段階で家族のキャラクターが分かるような話が もう少しあればもっと感情移入できたのかな、とも思ったけれど、 この位で良いのかもしれないとも思ったり。 「明日だけが未来じゃないんだ。それは心の中にある。」 各作品ごとの、伝えたい言葉を見つけるたびに なんだか東野さんの一部分を垣間見るような気がしています。 |
| ヘタレ主人公の豹変 評価: |
| 物語の大半が、主人公が当事の彼女を探すことで占められている。
その「当事の彼女」は、現在の妻との接点は無く、そこで話が切られてしまっているのが非常に残念。これほどの情熱をかけて取り戻した彼女とあっさり別れているのもちょっと違和感がある。 現在の東野さんであれば、現在の夫婦での生活描写をより細かく複線を張ったり、妻との出会いを絡めたり、実母とのかかわりをより深くしたりしたのでは無いかと予想する。 あまり重い話ではなく、カラッと読めてスキッとする後味の良い良作。 この夫婦には、また子供ができて欲しい。 |
| 子が父に伝えたかったこと 評価: |
| 死の瞬間でさえ、未来を感じることができる。幸せな心、思い出が人に未来を与える。
『明日だけが未来じゃない』『自分は幸せだった』、そのことを伝えるため、死の間際にいる少年トキオは、時間を超え若き父親に会いにいく。 泣けます。感動します。父と子の絆を感じることができます。 |
| 父が息子を思う気持ち 評価: |
| 最初は「不治の病患う息子に最期のときが・・・・」という解説を目にして533ページというボリュームが躊躇させることとなりましたが、読んでいくと大部分が冒険活劇的展開と劇画的な描き方が軽快でどんどんひここまれていきました。テーマがあまりにも重いのにもそれをを感じないところに作者の文章力の豊かさを感じます。トキオの国分君と嵐の桜井君の主演のドラマにもなりましたが、このようによい作品はリメイクされて多少の脚色が加えられても多くの人に触れるのが一番と思います。
この小説で想起してしまったのがアカデミー賞受賞作のロベルト・ベニーニのライフイズビューテイフルで子を想う父親の愛情が美しく描かれています。 新聞の3面記事では親子の憎悪関係や虐待がよくクローズアップされ殺傷事件まで起こる悲しい現実がありそれはあたかもゴリラの雄は縄張り争いで勝った時、敗者の子ゴリラを全部殺してしまうと雌ゴリラは発情し勝者のゴリラの子作りに励むという原始的動物行為に近いものを感じられますが、人はそのような単細胞的な行為でない”愛”ももっていると描かれているところにこの小説の素晴らしさを感じました。 そして私は恐らく意図的だと確信しているのですが、最も肝心な部分を曖昧にしているのは、様々な憶測を喚起させます。 B級SFに陥ることなく読後には感動と希望が得られる素晴らしい作品です |
| 東野作品の中では、いま一つ・・ 評価: |
| 最近東野圭吾作品を次々と読んでいるが、この作品は期待外れだった。
まず、タイムスリップした人物が若かりし頃の主人公を救う、というストーリーの凡庸さ、軽さが最初に感じる欠点の一つである。 しかし一番の難点は、主人公である若かりし頃の父という人物が、あまりに魅力のない、どうしようもなく軽薄で自分勝手な人間だということであった。そのことによって、最後にいくら感動的なシーンが待っていると分かっていても、ずっと気分が悪いまま、イライラした気持ちで不必要に長い中盤のストーリーを読み進めなくてはならなかった。 物語は、読者がある程度共感できる人物像を描くことが、基本的に必要ではないだろうか??主人公が駄目人間だからこそ成長を見せ、ラストを際立たせたかったという作者の狙いかもしれないが、極端すぎるとチープである。 このチープさと、それによるリアリティの欠落が、東野作品で時々感じさせられる、大きな欠点ではないかと私は思う。 |
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