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| 急ぎ足の後半が惜しい 評価: |
| 恒川光太郎さんの文章をあまりに美しく、読んでいるとついついこの世にいることを忘れてしまいそうになります。
1973年生まれのまだ若い作家なのだけど、この年齢でこんなに雰囲気のある世界を構築できるなんて素晴らしい! 穏という町の設定も味わい深いし、 風わいわい・闇番・墓町・獅子野・・・次々と現れる不思議な存在に読んでてワクワクします。 けど、「夜市」や「秋の牢獄」に比べるとちょっと荒い感じは否めない。 前半はあくまで穏を舞台にした賢也という少年が中心となる物語なのだけど、途中からそれとは別に茜という少女の物語も描かれます。 こちらは私達の住む現代に似たような世界が舞台なので、 せっかくの幻想的な世界に俗世界的なものが混雑してしまい、なんだかいい雰囲気が損なわれてしまうのです それだけでなく、このへんから話は意外な展開に転がり、しかも急ぎ足で進んでいくので、 なんだか読者はおいてきぼりを食うような寂しさに襲われそう・・・。 いまひとつ惜しい作品でした。 が、やっぱりこの人の世界観は素晴らしいので、これからの読み続けたい作家です。 |
| 引きずり込まれる 評価: |
| 「夜市」「秋の牢獄」と独特の世界観で圧倒されたあとで、本書を読みました。
短編でみせた異次元空間へ引っ張る筆力は、この長編にもしっかり生きていて、現代を生きている私たちの知らない世界は本当に存在して、この世にいる自分は実は本当の姿とは違うのでは?とぞっとさせられっぱなしでした。 ただ、スケールが大きいだけに現代との接点を作る手法に少し無理が感じられ、短編ほどにはすっきりしなかった。 しかし、次回作も必ず読むでしょう。 |
| 風わいわいに魅了された 評価: |
| 独特の世界観の構成は相変わらず
この作品の魅力を言葉で説明するのは難しいですが、 もっともっとこの異世界の物語を読みたいと思いました。 |
| デビュー2作目としては完璧 評価: |
| 受賞後第1作目というプレッシャーの中でこれだけのもの書いたのだから、満点でいいと思う。独特の世界観がきちんと隅々まででき上がっていて、とても楽しく読んだ。怖さもわくわく度もちょうどいいぐあいに交じり合って、精一杯書いたことがよくわかる。造語が実に上手なところも見事だ。
それだけに、3作目が少々トーンダウンしてきていることが気にかかる。もっともっと自由に書かせてやれば、それだけ伸びる作家だと思うのだが。 |
| 作家名で購入できる作家さんです 評価: |
| 異世界の美しくもおどろおどろしい世界を描くのがうまいですね。
私的にはツボなので、この著者初の長編は堪能できました。 この著者の作品って、絵になりそうな格闘シーンがチラっと出てくること多いですね。 なんか、ゲームっぽいというか・・・。 まあそういうところ含めて大好きなのですが。 久々にネーム買いする作家さんです。 |
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