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| personal review 評価: |
| 私自身、小説をそれほど多く嗜んでいるわけではないのだが、それでもこの一冊に出会えたことに本当に感謝している。
「人生」が絶えず内包する無常さや虚無感、無力感。それでも人は生きている。 「ネガティブハッピー」という言葉。 「人生」をひたすらに悲観する心とそれに抵抗しようとする切ない強がり。 それは「人生」に対する人間の弱さとほんの少しの強さをつづる言葉ではないかと私は思う。 そしてそこに筆者の切なる思い、あるいは願いを見たような気がした。 とても切ない彼らの真実は、決して私たちと無縁のものではないはず。 だからこそ、安易に「読んでほしい!」などと軽々しく薦める気にはなれないのも事実だ。 舞台や登場人物が非常に限られた範囲に集中し、誰もが経験したことのあるローカルな日常がこの物語の世界の基盤になっている。 物語そのもののダイナミクスなどに頼らず、常に一点を抑えた一冊。 アブノーマルな「チェーンソー男」という存在こそあるが、それもこの物語にとっては、必然性を持って生まれているように思う。 現実性のないものを登場させることで作品の魅力を新たに付加しようということよりは、 彼らのリアルな感情に裏付けられた存在をつくりだすことで、 それらをうまく引き出し、対象として向きあうコトを可能にしているといった意味で、効果的な描写がなされているように感じた。 彼らにとっては、それは「戦う」ということだったのかも、しれない。 特定の環境などによらず、すべての人に関わりのあるものが描かれていると思うので、こうした設定はとても好印象だった。 なんだか表紙はキャッチーな絵になっているが、 なかなかどうして中身はありきたりとは程遠いものだ。 選りすぐられた色鮮やかな言葉でつづられる一冊、という印象はあまりないのだが、 この一冊の持つ魅力や世界は、技術うんぬんではじめて形を持つものではないように思う。 かたい文章でないからこそより直感的によりリアルに、そしてストレートに読むことができる。 特に作中の登場人物たちと同じ年代の読者にはそういった側面が強くなりそうだ。 普段、本を読まないという方もあまり抵抗なく読める本ではないかと思う。 今回、この本のレビューを投稿したのは映画化の話を聞きつけたからだ。 来年、2008年の春に映画が公開されるとのこと。 キャストやスタッフについての詳細はまだ把握していないが、 私自身も愛してやまない物語であるので、期待半分、不安半分といったところ。 ぜひ、映画館に足を運びたい。 |
| 最高 評価: |
| な青春ストーリー あり得ないシチュエーションだがなぜか共感できる作品だった つーか、安倍吉俊さんが描いた表紙だったので購入したんだけどね |
| 笑える。 評価: |
| 別にコメディタッチというわけではないのに、ストーリーはとにかく笑えます。現実性が全くないのですが、誰もが抱えたことがあるのではと思う感情の表現がとてもウマイです。楽しく読めると思います。 |
| 表紙。 評価: |
| 正直、表紙を見たとき、なんか暗めな話なのかな・・・とか思いました。 自分が何のために生きているのか、考えさせられる本です。 ・・・と言うと、とても重苦しい話題に聞こえるのですが、 |
| 面白い。 評価: |
| 意味不明なくらいに面白い。何回でも読める。軽めの文体。タイトルのセンスの良さ。ゴミのような小説が氾濫するラノベ系の本の中において、このレベルの高さ。青春小説としては本当に最高傑作。根底に流れるテーマが場面のふしぶしに流れ、主人公とヒロインとの大人になりきれていない部分がよく書かれている。 自分では抗いがたい何か、目に見えなくても自分の周りを常に漂い、自分を追い込んでいく漠然としたもの。それらに立ち向かうことで自分は何を手にしていくのだろう? もう一度言う。意味不明なくらい面白い。 |
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