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| 純文学が好きな人はぜひ 評価: |
| 並以上だとは思うが、地味過ぎると言うか、
真面目過ぎるというか、面白いストーリーより、 悲劇の人間描写に力入れ過ぎで、 どうなるどうするというワクワク感が足りないのが、いまいち。 悪役が二人出てくるが、 彼らのエピソードが絡まなくて、 一本の長編としてはプロットがヘタクソに思える。 全てが終った時点から過去を振り返って描写してる淡々としたというか、 醒めた視点の描写が良い雰囲気に感じる人もいるかもしれない。 クー様 は絶対ハッピーエンド、主人公が死ぬことはないが、 キングは死ぬ可能性もあるので、 結末がどうなるかはクー様 より幅が広くていいかもしれない。 人々を救おうとする超能力者の物語だが、 同じモチーフのクー様 の『コールド・ファイア』 の方が 私はこれよりは巧いと思う。 |
| 人間を深く描いた超常現象小説 評価: |
| この作品は、人生に起こりうる不幸、愛、苦しみ、孤独を描き、その中から人生の意味を探すという、文学の古典的なテーマを持っている。しかし、いわゆる純文学と異なるのは、Stephen Kingが、現実にはあり得ない超常現象などを題材にしていることである。
彼は、世界をあり得ないはずの断面に切ることから、他の作家が描けないような人間の姿を捉えることができる。 内容はかなり違っているけれども、ラフカディオ・ハーンなどもそうやって優れた人間描写をおこなった。篠田節子も、成功している作品では同じようなことが言える。 この本は英語もわかりやすいし、薄いから読みやすいので、Stephen Kingが好きな人も、あるいはこれまで読んだことがない人にも薦めたい。 テレビのシリーズでThe Dead Zoneを見たことがあれば、ストーリーに入り易いと思う。このドラマは優れているが、やはり原文でないと描けない世界がある。 この本の映画化を見た人は、ラストがわかってしまうので少し残念である。 ただ、この映画も見る価値があると思う。 個人的な提案としては、小説のラスト近くまで読んでから、映画を見ると良いかもしれない。主人公の苦しみや迷いは精密に描かれているので、先に映画を見てしまうのは惜しいが、この小説のラストは映像の方がインパクトがある。 |
| ホラーを期待して読んで 評価: |
| いい方向に裏切られた作品でした。
運命に押しつぶされる哀しみ、人の穢い部分、人同士のふれあいの暖かさ とが程よく書き込まれていて、味わいが深い作品です。 キングってホラー作家でしょ?ホラー嫌いだから読まない、って人にお勧めしたい。 |
| キングの最高傑作 評価: |
| 超能力者を扱っているが、これは「愛の物語」である。
主人公が失った恋人と抱き合うシーンは、あまりにも切なく美しい。その時間は、神様が不幸な彼に与えたプレゼントに違いない。 すべての幸福と愛を失った主人公が暗殺者になることを決意するシーン、「自分はこのために生かされたのか」と死を決意するくだりは涙なくしては読めない。 |
| 映画もすばらしい 評価: |
| 内容はともかく、今でこそありふれた題材?となっている「予知能力」ですが、キャラクターの描写が丁寧なので自然と引き込まれてしまいます。 ラブ・ストーリーといっても差し支えないような、映画の「The Fly」を見たときのようななんとも言えないような切ないお話です。 ちなみに映画化されていて、評判の悪いキング作品の映画化作品の中ではかなり良い出来ではないでしょうか。 |
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